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Biosphere - Substrata [Artist A-C]

北欧のアーティストは自分達のアイデンティティをよく自覚し、うまく活用していると思います。アンビエントの傑作として評価の高い本作でも、それは如何なく発揮されています。山小屋に泊まりこんで録音したという、厳寒の中で木の枝がパキパキはじける音が随所にちりばめられているのですが、それを聞いているわれわれも、寒い小屋の中で耳をそばだてて外の世界にじっと向かいあっている気になってくる。そこには甘さや、過度の情緒はなく、ぎりぎりのところまで抑えられたストイックな音空間が構築されています。この中にいると、体の揺れが止まり、意識のもやが晴れて凛とした精神状態になってきます。ただそれが冷たく無機質かというとそうではなく、どこか懐かしく、どこかさびしい。特にKobresiaという曲の、古いラジオの音、水の流れる音、街の鐘の音、爪弾かれるギターのエコーの効いた音のコラージュは、深層心理の深いところまで届き、次第に心が震えてきます。


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