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The Black Eyed Peas - Monkey Business [Artist A-C]

ごった煮アメリカ代表。そのアクの強さは、思いっきり楽しめる人と、生理的に全く受け付けない人とに聞き手をばっさり二分してしまいます。ヒップホップをベースにしながらも、甘ったるいフォーク、唐突なラテンリズム、テケテケギター、キャンディーポップコーラス、大仰なストリングス、など全く遠慮のないそのぶち込みぶりに対して、受け付けない人はそれこそ、節操がない、芸がない、センス悪い、キモイ、といいたい放題。そんな人たちにお構いなく、むしろそういう困惑を楽しむかのようにこの4人はあっけらかんとしています。

実はそういう過激さとわかりやすさが今のヒップホップの最先端。
図体のでかいこわもては犯罪まがいのギャング。スリムでセクシーなイケ面は「おんな」のことしか考えない。大きなリムジンにクラブパーティ・・・。などなどおおよそ誰でも描くヒップホップのイメージ。かつての革新的な音楽スタイルも、知らず知らずのうちに常識人から相手にされない、単なる悪がきのライフスタイルに成り下がっている始末。BEPはそういうシーンにおける異端児であり、一服の清涼剤。今までのイメージでは語れない。歌詞は相変わらずたわいないというか、幼稚なのですが、その音楽含めて全体が一種のパロディとして今のシーンの奇妙さを鏡に映し出しています。いろいろな音楽の断面をそのままに切り取ってヒップホップの様式に再構成し、改めてこの音楽スタイルの持つ独創性と楽しさを世に示す。そう、今の現実を痛烈に皮肉りながらも同時にそれ自体が新しいエンタテインメントになってしまう、ヒップホップはそういう懐の深さを持つのです。そして散々遊んだ挙句、Stingと融合するラストのUnionは、大団円として限りなく美しい。

御大James Brownを迎えての大ファンクナンバーを「They Don't Want Music」と銘打ってしまうところに、のんきに見えるこの人たちのしたたかさを感じます。


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