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My Morning Jacket - Z [Artist M-O]

小太りした髭のおじさんたちのバンド。こういう風貌のバンドは無条件で応援したくなりますが、アメリカン・ドリーミー・ロックの伝統を受け継ぐ、正統派の彼らに対しては少々失礼。さらには「ドリーミー」という表現も、彼らにしてみれば納得がいかないほど、ライブではヘッドバンギング大荒れのパワフルな演奏をします。きっといやというほど、「何?ケンタッキー・ルイヴィル出身?カントリーバンドかね?」と言われ続けていることに対する鬱憤を晴らすかのごとくです。

などといいつつ、ペンギンかパフィンの手術を描いたシュールなジャケットの本作を手にすると、冗談を慎むどころか、そのあまりに緻密で表情豊かな音楽に、しばし口をつぐんでしまいます。力強さの中に同居する柔らかさ。ヘビーなギターがかき鳴らされる中でもJim Jamesの声は泣きそうなくらい哀愁を帯びており、どこか遠くを見つめて歌っているよう。演奏はそのまま長いキーボードとギターソロに入っていくのですが、そのどこか遠くへ連れて行かれるような気になります(Off The Record)。一転して天空で鳴っているようなポップソング(Gideon、It Beats 4 U)、曲自体が一つのコンセプトアルバムのようなDondanteなど、今のバンドの充実ぶりが伺える佳曲ぞろい。このあたりは名プロデューサーJohn Leckieに負うところも多いのでしょう。この人がスタジオに入ると歴史的名盤の守護神が後から入っていく、というぐらい。まさにHands Of Godを持ったプロデューサーとSoul Of Heavenを持ったバンドの幸福な出会い。


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