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Richard Ashcroft - Keys To The World [Artist A-C]

Live8でColdplayをして、「Greatest song ever written(至上最も偉大な曲)」と言わしめたBitter Sweet Symphony。この曲と、この曲を含むThe VerveのUrban Hymnsは、あの時代のかなり多くの人たちにとって、ちょっと別格のものです。いい曲だとか好きだとかを超えて、特別の意味を持つもの。ちょうどサッカーの国際試合で、選手が胸に手を当てて聞くナショナルアンセムのように、誇りとアイデンティティの象徴として神格化されているのです。

そんな偉大な曲を産み落としてしまったRichard Ashcroftにとって、それはそれこそ誇りであるとともに、それ以降の音楽活動に否応でもついてまわる、大きなプレッシャーでもあるはずです。順調にソロ活動を経てきた今でも、それは変わらないと思います。

第一弾シングルのBreak The Night With ColourのPVが象徴的な内容になっています。刑務所の囚人たちの中を進むカメラ。鉄格子で仕切られた、殺伐とした部屋に置かれたグランドピアノの前で演奏を始めるRichard。やつれた表情を見せながらも、確かなタッチで奏ではじめるシンプルなコード。逃れることのできない囚われの身であっても、そこからソングライティングでやっていくんだ、という強い決意が伝わってくる、とても印象的な映像です。

円熟味さえ感じる充実したアルバム。力を入れすぎず、ミディアムテンポの曲を中心に据えることで、彼が得意とするストリングスやブラスのアレンジと、曲の骨格の素晴らしさが際立つようになっています。

逃げも隠れもしない。変則技を使うこともなく、今でも一途に彼は私たちにUrban Hymns(現代の聖歌)を届け続けてくれているのです。


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コメント 2

「Urban Hymns」特に「Bitter Sweet Symphony」は、ひたすらリピートして聴いていました。Richard Ashcroftはソロになってからも、買っていますが、本作はまだです。やっぱ買わないとですね。
by (2006-01-22 23:50) 

ezsin

Bitter Sweet Symphonyは中毒になりますよね。今でも年に何回かは無性に聴きたくなるので、iPodに常駐しています。
by ezsin (2006-01-24 13:40) 

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