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Diana Krall - The Girl In The Other Room [Artist J-L]

「もしもし、Krallさんのお宅ですか?うちの放蕩息子のElvisがお邪魔してないかしら?」
いたら帰して欲しいんですけど、と思わず言いたくなってしまうほど、Elvis CostelloとDianna Krallのカップルの軍配は奥様の方に上がります。人様の幸福な光景に水を差すつもりはさらさらありませんが、元祖パンク親父のElvis Costelloが借りてきた猫みたいにおとなしくなり、もう何というか、デレデレ状態になっても不思議ではないと、納得せざるを得なくなります、このアルバムなんかを聞くと。

間違いなく現在、人気、実力(+容姿)ナンバーワンのジャズ・ボーカリスト。おまけにピアノもうまい。うーん、何か言わなくちゃと思うけど、これはこれでいいではないかと降伏してしまうほどスキがない。ブルージーな表現も本質を見事に捉えていて、実に気持ちよくスウィングする。完璧なジャズ・エンタテインメント・ショー。Almost Blueなんかは、この曲が70年代パンクの混乱の中で咲いた、貴重な一輪のバラであることを承知の上で、まるで30年代からあるような超スタンダード的味わいの中に昇華して見せる。この豊かな包容力と落ち着きは何者をも寄せ付けない。ここはソファに深く身を横たえ、幸福な一リスナーとして極上の時間を過ごせばいいのではないでしょうか。

でも気をつけなければいけません。ふと夢から覚めるとウィスキーのボトルは空け、外はもやの中で明けかけてる。「しまった」と思っても後の祭り。Dianaはもういないし、責任も取ってくれません。


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コメント 2

コステロちゃんは好きでも、知らないことばかりで、奥様の事もこの記事で初めて知りました。(信じられない話でしょうが)HPを見てみました、美しい方ですね。声も素敵ですね。
by (2006-02-14 17:47) 

ezsin

ありそんさんだからもちろんそうでしょう。筆者にとっても大先生です。結婚も、先生、よかったですね、という生徒感覚。先生の記事はどの作品にしようかすごく悩む・・
by ezsin (2006-02-17 01:09) 

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