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Prince - 3121 [Artist P-R]

いままで何やってたんでしょう、この人。というくらい、とんでもないアルバムを「軽く」出してしまいました。長くファンをやっている人にしてみれば、今までの「寄り道」は何だったのと愚痴の一つも言いたくなってしまう。それくらい待望のPrinceらしいハイパー・ファンク・ロック。この人がその気になれば、ファンクは床が抜けるほど熱く、バラードは腰が抜けるほど甘く、全てがバシッと決まる。いやあ、こういう痛快さは、やはりこの人しか出せないのだと、改めて納得。

これは筆者の勝手な思い込みですが、Princeはコンプレックスのかたまり。それも、自分の背が低いことがきっと一番の苦悩。本作発売に先駆けて、Saturday Night Liveに新しい歌姫のTamarを引っさげて登場した映像を見ましたが、ドリカムの吉田美和似のこのTamarの方が一回り大きく、背も高い。横で水色のスーツでポーズを決めているのですが、明らかに迫力で負けていて、気の毒になってしまう。Princeの全ての創造性は、この屈辱の克服のためにある、と思ってしまうのです。

誰もが認めざるを得ない天才的な音楽センス。それに輪をかけて過剰にセックスアピールを振りまき、人騒がせな変名を繰り返し、下品な流し目をし続けるのは、コンプレックスの裏返しのような気がしてしょうがない。別に背の低さでなくてもいいのですが、自己心理学で言うところの「自己愛性人格障害」あるいは「誇大自己症候群」の症状でしか説明がつかない。別に悪い意味ではありません。「天才と狂人は紙一重」。心理学的には根元は同じ。破滅的に暴走するか、芸術的創造性に発展するかの微妙な違い。北大路魯山人も三島由紀夫もそうだったのですから。

今回、こんなにもハイテンションになったのも、きっと久々にコンプレックスに直面したから。Tamarという魅惑的で理想的な「弟子」(彼を見ていると、どうしても支配欲があるような気がしてしょうがない)を得て、音楽的な血が騒ぐとともに、弟子に負けてはおられぬ、という自己顕示欲がめらめらと燃え上がった-。まったく天才に対して失礼極まりないもの言いですが、長く虐げられてきたファンとしては、これくらい言わせてよ、という気持ちなのです。何を隠そう、わたしたちも、彼のような天才に自己を投影するナルシストなのですから。


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少し前からPVが流れ始めたので、「新しいのが出たかも。」と身近なプリンスファンに言ったのですが。これで自信を持って「新しいのが出たよ。」ともう一度教えてあげられます。きっと私もそのうち聴けるでしょう~
by (2006-03-22 19:36) 

ezsin

そのうち聞いてくださいね~
プリンスファンはここしばらくおとなしくしていたのですけど、これでみな長い冬眠から醒めるでしょう!
by ezsin (2006-03-23 00:50) 

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