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Beastie Boys - To The 5 Boroughs [Artist A-C]

しばらく前にBeastiesのライブをBSでやっていましたが、ずいぶん歳を取ったなあ、という印象でした。はっきりしわが見え、あきらかにおやじ。ただそれ以上に驚いたのは、音楽のテンションが全く下がらず、若者でいっぱいのホールを熱狂の渦に巻き込んでいたこと。

確かにおやじとはいえ、立ち姿は贅肉一切なしの超スリム。音楽だけでなく、カラダもシャープさを維持していることが一目瞭然。彼らのラップのリズム取りと緩急のつけ方は絶妙で、各人の声の質や音程、言葉の間合いを計算に入れた構成は他の追随を許さない。「ラップ・ホップ」ともいえるバック・サウンドまで気を配った彼らの音楽は、常に進化をしているのだと納得。

あたりかまわず暴れたくなるCh-Check It Outで幕を開ける本作は、まだまだアイデアが尽きないことを見せつける一枚。比較的音数少なく、打ち込みの変化とラップの絡みの面白さを強調したつくりは、全体的に乾いた印象を与えます。途中で入ってくる電子音が、かたくなにメロディ化を拒んで無機質に響くのが、気持ちよい。Chemical BrothersやCrystal Methodなど、ビッグビート系のアーティストが、ボーカルやメロディラインを取り込む方向に向かっているのと、好対照で面白い。Brouhahaでは、そんなケミブロライクなフレーズをズタズタにしていて、あいかわらず挑発的で楽しい人たちです。

ビートとボーカルだけの限られた構成の中で、徹底的にラディカリズムを追求する。Beastiesのストイックなこだわりは尋常ではない。突き詰めるからこそ、そのサウンドは鋭利な刃物のように聞き手の脳髄を貫き通す。こんなことをこの人たちは20年もやっているのです。まさに日本刀の刀鍛冶。打ち続けられたサウンドはいぶし銀の輝きを誇っています。


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コメント 2

ライブの映像を何かで観る度に、この人たち今何歳になったのかなぁ、すごすぎるよ~といつも思わされます。
by (2006-03-26 22:57) 

ezsin

本当にパワフルです。見習わなければいけません。
おじいさんになってもやっていて欲しいですね。
ぜひ見てみたい。
by ezsin (2006-03-27 00:41) 

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