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Broken Social Scene - Broken Social Scene [Artist A-C]

今週から街中には、新入社員さんがたくさん歩いています。どこかおどおどしたところと、パリッとしたスーツのしっくりフィットしていなさが、どうしても目立ってしまうのはいつ見ても不思議です。筆者が働くオフィスにもたくさん新人さんが入ってきて、研修室で慣れなそうにたむろっています。彼らの「馴染まなさ」を見るたびに、簡単に染まるんじゃないよ、と心の中で声をかけてしまう。数週間もすると、他の皆と区別がつかないくらい、わからなくなってしまうから。あの感触はどこに行ってしまうのだろう。もっと大切にして欲しいのに。

馴染む前の混沌とした状態。ざわざわしてまとまらないけれども、原始的なエネルギーがそこにある。Broken Social Sceneはそんな雰囲気を見事にサウンドにできる人たち。バラバラに、気まぐれに大所帯になったり、中編成になったりして音楽を作っている。カナディアン・インディー・シーンの要。でも本人達はあまり気にしていない。「気に入らなければ、おばあちゃんにあげて」とか言っている。

収まるべきところに収まる前の、ルーズだけど奔放な状態ってこんなにも気持ちいいのだと気づかせてくれる。特にブラスのバラバラ具合が絶妙。わざとふらつかせた奏法が、規律から自由でいることを謳歌している。ちゃんと歌っていない歌と、投げやり気味なギター。ごった煮の饗宴。この人たちに「練習」って概念があるんだろうかと思ってしまう。いや、うまくなるという意味ではなくて、うまくならないための練習を、という意味で。きわめつきの隅に置けないバンド。

新人研修をやるならば、Broken Social Sceneを聞かせるのがいいかも。みんなそれぞれぎこちない部分があるけれども、あまり無理してそれを直さなくてもいいよ。もちろん、みんなで力をあわせて一つの曲をつくらなればならない。でも何から何まで完璧に統制とることはない、今の君たちの尖った中からしか生まれえないものを、精一杯表現してみれば? -なんて言ってくれる会社があるといいのに。


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HP見てみました。ジャケットのデザイン共々ユニークですね。音楽も然りです。試聴もしっかりできてよいですね。きれいなメロディーをカオスで包んでいる感じでしょうか。
by (2006-04-05 19:41) 

ezsin

カオスでくるんだ飴ですね。ほんとそういう感じ。
口の中でかなりはじけるところが刺激的。
カナダのインディーシーンは、かなり面白いなと思っています。一般的に抱くおおらかなイメージとかなり違う。
by ezsin (2006-04-06 03:20) 

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