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Jewel - Goodbye Alice In Wonderland [Artist J-L]

自分を見つめなおし、立つべき場所をはっきりさせ、自分の音で宣言する。パーソナルで自伝的な内容を盛り込みながらも、全体の響きは明るくポップ。ただ過剰な商業主義は排し、ソングライターとしての自分を大切にするようにシンプルなアレンジに心を砕いている。吹っ切れたように晴れ渡ったサウンドになっている。

Jewelは、こだわりを捨てきれない悩めるポップ・ロック・シンガー。アーティストしてのアイデンティティを強く持つ一連の女性アーティストの中でも、スタイル、曲作りで一番「なよっ」としたところがある。悪く言えば優柔不断。よく言えばそれだけ感受性が高い。彼女を単なるポップ・アイコンと片付けることは簡単ですが、そう思わせない寸でのところで自己を表現できている。傷つきやすさといってしまえば彼女は怒るでしょうが、一歩一歩を考えながら、よろけながらも進んでいくさまはとても共感を呼ぶ。

ちょっと甘めの声の調子が、媚びているように聞こえることがありますが、本作でいえばGood Dayや1000 Miles Awayの真剣な語り口を聞くと、それも彼女の持つ表現の幅と納得。Last Dance Rodeoのような深みのある曲を、さらりとこなせるところなどは新境地。素直に自分を省みる行為の中で、見えてきたものがあるのでしょう。

私はポップでもロックでもない。私はJewel。もうワンダーランドで右往左往しているアリスではないのよ。そういう作品です。


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