So-net無料ブログ作成
検索選択

Keane - Under The Iron Sea [Artist J-L]

Eureka!
おとぎ話だったのだ、Keaneって。新作のカバーを見て、アルバム終曲のFrog Prineを聞いてわかった。前作の清らかなピアノ・ロック。今作の、力強くも同じ透明感をもつ音。どこか心洗われるピュアな気持ちにさせるのは、おとぎ話の効能と同じ。これは夢、これは物語とわかっている。けれども善と悪と、希望と命とを小さな子供に話して聞かせるように、私たちは謙虚に物語に向き合う。そこに自分達の立ち戻るべき規律があるのをわかっているように。

透明度の高いサウンド。かげりのないボーカル。ギターライクなエフェクトとストリングスを大々的にフィーチャーしつつも、大仰にならずに引き締まった感じに仕上がるのは、彼らが規律を持って音作りをしているから。おとぎ話をつくるような使命感を持って臨んでいるから。この禁欲的なアプローチは、たぶんに彼らが尊敬するU2の影響がある。よく研究している、といったら言い過ぎかもしれませんが、あとこちにU2的「手法」が見て取れる。別に悪いことではない。手法は似ていても目指しているものはまるで違う。現実の重さ、大人の醜さと無縁の次元で音を鳴らすKeaneは、これからの若い世代にとってのアイコンなのです。

しかし美しい。Atlanticの広がりは、波になった馬たちがかけていく様が目に浮かぶ。Is It Any Wonderのエレクトリックな鼓動は、まっすぐに背を伸ばしたくなる。A Bad Dreamのぬくもりは、悪夢から目を覚ましたときの母親の腕まくら。そしてお城と深い森に思いをはせながら静かに眠りにつくThe Frog Prince。ちょっとぽっちゃりぎみで、童顔のTom Chaplinを見ていると、うーん彼がFrog Princeか、と思ってしまう。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。