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Nelly Furtado - Loose [Artist D-F]

実はあっけらかんとしたポップチューンが気になります。特に売れているものには、好奇心が沸く。世の中で受けるのはなぜなのだろう。マーケティングの勝利か、アイドル力か、はたまた新たなヒットの方程式か。もちろん単純に聞いてしまうところもある。そんなわけでやはりNelly Furtadoも気になるわけです。

これを、ちょっとだけヒップホップがかったポップ、として片付けてしまうとつまらない。Mariah Careyがメジャー化した手法に、少しラテンのフレーバーをかぶせてオリジナリティを出している、というのも何だか安易。ラテン自体もポップの手法としては目新しくはない。アイドル性はまあまあ。声もさほどインパクトはない。うーん、語れないじゃないか。

例えばNo Hay Igual。上で言ったとおりの方程式なのですが、それでも何か欠けているものがある。Say It Rightも普通のポップ・バラードなのですが、どこかぎこちないところがある。シングルのManeaterも、言っちゃ悪いけれども、かなりいい加減なつくり。全体的に音がチープでスカスカ。いいのか悪いのか、やはり悪いのでしょうが、あまり気にならない。むしろ肩が凝らなくていいと思ってしまう。

大胆な素人ぶり。完璧にプロフェッショナルな音作りを目指すのではなく、さりげなく素人っぽさを出す。どうだ、と言わんばかりのプロデュースではなく、聞き手に批評の余地、想像の余地を残す。足りないところを、自分たちで好きに補えるようなつくり。深読みすぎるかもしれませんが、本作の売れている理由は、そんな「未完の魅力」にあるのではないでしょうか。リスナーのわがままをうまく引き込む術。甘く見てはいけません。なかなかしたたかに計算された作品だと思います。


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シングルのPVを最初に見た時、好き嫌いの以前に、なになに?と興味を惹かれました。なんだかくせになる曲です。今日また新しいPVを見ましたがなかなかかっこいいですね。
by (2006-07-25 23:37) 

ezsin

Maneaterは確かに唖然としますよね。
新しいのはPromiscuousかな?これも濃いし熱い。
「男尊女卑」のヒップホップ界にあって、まともに挑発的なスタンスを取る彼女のPVは、なかなか頼もしい。見ているだけで汗かきますが・・
by ezsin (2006-07-26 00:03) 

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