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Keb' Mo' - Suitcase [Artist M-O]

「俺はスーツケースを持っている。中にはいっぱい問題が詰まっている」。こういうフレーズをはきたくなったら、ブルースを演るしかない。またブルースマンでなければ、こんなフレーズは思い浮かばない。Keb' Mo'は明らかに芯までブルースに染まっていますが、それでもどっぷりとは感じさせない。ドロドロのコテコテのブルースを演るわけではない。スーツケースも、軽いアルミのアタッシュケースか、もしかしてラップトップが入っていて、そのアプリケーションソフトが「問題」なのかもしれない。それくらいサラリとしている。

この時代にRobert Johnsonは、やはり合わないのです。お年寄りの世界か、モノトーンのレトロファッションの域を出ない。それが悔しいからこそ、徹底的に洗練にこだわる。「なんだブルースか」と意地でも言わせない。細部の音に気を配り、クリーンなアレンジに徹し、歌詞も入念に練り上げる。今でもブルース・スピリットはかっこいいのだ。これが彼のメッセージです。

かたくなに口を閉ざす被告を歌うRemain Silent。糾弾しているのか、耐えようとしているのか、どちらのサイドについているかわからない。きつい音の緊張感は、その対立関係だけを浮き上がらせる。うだつの上がらない男が、彼女からだけはヒーローと慕われるI'm A Hero。平凡な情景をじっくり聞かせて、ほろりとさせる語り口。酒も薬も株も博打もやらない、でも女だけは別物なんだ、と定番の流れのWhole 'Nutha Thang。「君に家を買ってあげるよ」でどんでん返しの落ちをつける。

最後はカントリー調に和やかにLife Is Beautiful。意地になっているからといって、堅苦しいわけではない。この音楽の楽しさを、何よりもエンジョイしているのです。Sound Is Bluetiful!


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