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Jurassic 5 - Feedback [Artist J-L]

たぶん筆者は、よいラップ、ヒップホップ・リスナーではない。何しろあまり歌詞を聞かないのですから。歌詞カードを丹念に追うなんてことは、ここ数年すっかりしなくなってしまったし、タイトルでだいたいの内容を想像して済ませることの方が多かったりする。そもそもラップ系の歌詞にまともな内容がないから、と言ったら怒られてしまいますが、この傾向は、ラップ、和洋に関係ありません。怠慢と言ってしまえばそれまでですが、歌詞よりも、歌を含めた音がどう鳴るか、に興味がある。どんなことを歌っていても、それが全体のサウンドに反映されているはず。逆にどんないいことを歌っていても、全体の響きが悪ければ、面白くない。詩集でも出せばいいじゃないか、と思ってしまう。

ですからJurassic 5の本作で真っ先に耳に止まるのが、Dave Matthews参加の圧倒的にクールなWork It Out。ダウンテンポのビートにシンプルなアンサンブル。その上を自在にシンガーたちの声が交錯していく。ヒップホップとかロックとかジャンルの話をするのが意味を成さなくなる。何を歌っているのかもしばし忘れる。Work It Out=うまくやろうぜ。そのままの曲。

他の曲も、筆者には音楽として聞こえる。声はメッセージを伝えると同時に、それ自身が響きを持つ楽器である。理想的な歌とは、メッセージと声が音楽的な調和を見せること。バックのリズムとアンサンブルとも調和すること。さすがに長年やっているだけあって、声が落ち着いている。落ち着いた声は楽器に馴染む。ピアノやスクラッチとの絡みが実にしっくりきている。バリトン/アルトをしっかり認識したパート構成と、生楽器の「木の感触」の融合がやわらかい。


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ちょっとずつ視聴してみました。聞いたことあるのは1曲だけでしたが、
やっぱりDave Matthewsだし、「Work It Out」が一番好きでした。ヴォーカルにメンバーそれぞれの個性があっていい感じですね。
by (2006-07-27 20:38) 

ezsin

メンバーが自分達の役割をよくわかっている、という感じですよね。落ち着いた演奏もとてもいい味わいです。

最近は和やか目のラップアルバムが出てきていて、楽しみが増えました。やっぱり幅があったほうがいいですからね~
by ezsin (2006-07-28 20:35) 

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