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The Doves - The Last Broadcast [Artist D-F]


The Dovesが登場してきたときはうれしかった。90年初頭の盛り上がり以降、マンチェスターはさえない工業都市に後戻りしていたし、SuedeやBlurといったいかにものブリティッシュ・バンドが失速していく中で、何だかロック・シーンが冷え冷えとしてきていた。「ハト」という身も蓋もない純真なネーミングに、正々堂々の落涙メロディ・ロック。CNNなどのニュース番組に登場するほど、社会的にも切望されていた現象だった、といったら大げさか。とにかくみんなホッとした。

2作目の本作は、勢いに乗って一気に弾けた彼らの記念碑。「エモ」などという気持ち悪い言葉ができるはるか前、本当に気持ちが開かれていった時のみんなの希望の歌。メロディは歓喜に打ち震えているし、バンド・サウンドは天上的な響きに満ちている。それでもクサくならないのは、殺伐とした時代背景を認識していたから。本当に切実な思いとしてのメロディの復権だったのです。

しかしたった4年前のアルバムなのに、懐かしさと切なさが湧き上がるのはなぜなのだろう。それだけ私たちは先に進んだのでしょうか。それとも未だにそこから一歩も抜け出せていないからなのでしょうか。


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