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Paramore - All We Know Is Falling [Artist P-R]

The Hush Soundに続くFueled By Ramen第2弾。ボーカルのHayley嬢が17才、ドラムのZacが15才。後は「兄貴分」が20才そこそこ。インタビューを聞いていてもまだまだこども。音もまっすぐで何の屈折もないガレージ・ポップ・ロック。正直いうと音楽的には引っかかるものはない。あるのはこの世代にしか出せない勢い。怖いもの知らず。これをやるといったらやる。短視眼的で刹那的。それでもレーベル契約を果たして希望に燃えている。

勢いとともに本作はやけにセンチメンタル。筆者は、情緒的なサウンドを指す「エモ」という言葉がどうも居心地が悪くて嫌いなのですが、それは、情緒性を「お涙頂戴」的な手段として軽々しく扱っていることに対する嫌悪感です。単にウケ狙いとして情緒を扱っているのであれば、スナックで傷のなめあいをするための演歌と変わらないではないか、そんな思いがある。ロックにおける情緒性には、そうでなければならない必然性をちゃんと持っていて欲しい。

Paramoreにおける情緒性は、「折込済みの絶望」と表現したい。これだけ若く、これだけ勢いがあり、まっとうなロックセンスを持っている。それでもやるせない絶望感をどこかに抱え込んでいる。おそらくこれもこの年代の特権なのでしょうが、希望と絶望、勇気と不安が同居する多感な時期。その落とし前のつけ方が、それぞれの時代のロックのあり方になってきた。あからさまに絶望をたたきつけたパンクや、丸ごと引き受けようとしたグランジなどなど。Paramore世代は、そんな絶望を情緒性として抱え込みながら進む世代なのでしょう。いちいち立ち止まって悩んだりしない。落ち込んでいる暇があったらチャレンジしていきたい。でもその代償もちゃんとわかっているのよ。彼らのセンチから漂ってくるのは、そんなものの見方。EmergencyのPVでは、自分たちで顔に傷をたくさんつけながら、ライブ演奏に臨むシチュエーションが描かれている。たぶん、そういうことなんだと思います。


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