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Jenny Lewis And The Watson Twins - Rabbit Fur Coat [Artist J-L]

カントリーを聞く機会がずいぶんと増えました。ずっと昔は、アレルギーといっていいほど距離をおいていたので、見違えるほどです。自分の嗜好性が変わったとは思いません。明らかにカントリーミュージック側が変わった。Jenny Lewisの本作も、2つの明確な観点から、コンテンポラリーな音楽として成立している。ひとつはカントリーを客観的に捉えていること。土着性に固執せず、広いオーディエンスを視野に入れている。このあたりは実証が難しく、音の雰囲気からとしか言いようがない。例えばHappyではディストーションの効いたギターが徘徊し、Melt Your Heartのボーカルのエコーの聞かせ方は完全にJohn Lennon。ただこのようなポイントポイントでクロスボーダーだから、というだけの理由からではない。ギターのトーンやメロディの垢抜けた感じが、ポップミュージックと同じユニバーサリティーを持っている。ようは国境を越えて訴える音楽的魅力を携えている。もちろん根底にあるスタイルがカントリーであるにもかかわらずです。

もうひとつは、Big Guns、Rise Up With Fists!!などおよそカントリーといいがたい、あるいはジェントルな音のたたずまいからは想像ができないアグレッシブなメッセージ性を持っていること。おそらく最初のユニバーサリティーともつながることなのですが、音だけでなく、メッセージも外に向けて開かれている。

外的な視点を持ちつつ、しっかりと「地」であるカントリーにこだわり、そのオリジナリティを大切にしながら音作りをしている姿勢がとてもさわやかで、魅力的。素直さがそのまま音に現れている。オルタナ・カントリーとつけなくても、ブリットポップやレゲエやヒップホップと同じ次元で語られてしかるべき時期なのかもしれません。


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