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Ben Kweller - Ben Kweller [Artist J-L]



アメリカで数年前に買ったやじろべえです。当時住んでいた街では、毎年夏に「Art Fair」なるものが開かれました。これは夏の数日間だけ開催される蚤の市で、たくさんのアーティストが自分の作品を販売するためにブース(テント)を出すのです。絵画、陶芸、キルト、アクセサリー、ランプシェード、手作りの楽器、家具。それこそなんでもありで、小さなお店の合間をぶらぶら散策するだけでも楽しいお祭りでした。

その中で、白いテントに黒のやじろべえの影がゆらゆらしているお店がありました。針金だけのシンプルなつくりと、とぼけた表情が一発で気にいった。85ドルの値段に、一瞬たじろぎましたが、儲かってなさそうなアーティストのためだと割り切って購入。店主から名刺をもらったんですが、いつのまにかなくしてしまった。それからずっと本棚に飾ってあって、時々何とはなしにゆらゆらさせています。

あの気のいい兄ちゃんはどうしているのだろうと、ずっと気になっていたので、今回気合を入れて調べてみた。手がかりは台座に組み込まれているAmideiというサインだけ。なかなかわからなかったのですが、ようやく見つけました!Art in Motion by Amideiの名前で今もArt Fair巡りをしているのですね。タンクトップの姿も昔とぜんぜん変わらない。

Ben Kwellerの奏でるロックは、筆者のやじろべえによく似合います。涼しくて、自然体で、ゆらゆらして。ちょっとあどけない童顔の表情も。アコースティックなつくりでメロディもコーラスもポップだけど、グランジやオルタナの残光が見える。決して柔なわけではない。風景に溶けそうで、必ずしも周りと調和しない。ちょっと異質な存在感をゆらりゆらりと主張する。

今年のAustin City Limits Music Festivalでは、鼻血を噴出しながら演奏していたみたいです。のどかな日常のちょっとしたゆらぎ。ギターやじろべえを眺めながら、思いは秋空の向こうを駆けていきます。


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