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Scissor Sisters - Ta-Dah [Artist S-U]

ジャジャーン!というタイトルのScissor Sistersの2作目。彼らが帽子から取り出して見せるのは、お決まりのウサギ。この場合、Bee Gees、ABBA、Elton Johnなど黄金の70sポップス。でも、あれ?もしかしてこの手品、誰も知らないんじゃないの?ウサギが出てきて、世の中(特にイギリス人)みんな本当に驚いているみたい。Bee Geesなんて本当に知らないんじゃないかと思う。じゃないとこの盛り上がりは説明つかない。きっとお父さんお母さん世代の古いレコードを引っ張り出したことがないのだろう。

考えてみればBee Geesは、かなりキワモノだった。行き過ぎのファルセットに、ギンギラ銀のコスチュームに、濃すぎるヒゲ。思わず三歩は引いてしまう近寄りがたさ。ゲイ・カルチャーとサーカス・ショーをミックスしたスーパー・ハイ・テンションは、そのままディスコ・カルチャーのエネルギーとなった。

スーパーソングライターのElton Johnもまたしかり。天才と変人は紙一重どころか数ミクロンの極薄フィルター一枚。その才能に敬服する一方、嗜好・趣味についていくのは常人ではとても無理。

そんなお父さんのレコード棚から発せられる強烈なアクの強さ(アク臭?)にたじろぐ若き音楽リスナーにとって、Scissor Sistersのクリーンな70s解釈は、とても新鮮に映るのでしょう。逆に言えば、今まで誰もが手を出すのを躊躇していたこの時代のレパートリーに、うまく切り込んで美味しいとこ取りしているのがScissor Sistersということになる。

よく聞くと、実に端正な作りをしている。こういうアプローチは得てしてパロディに成り下がりがちなのですが、きっちりと作られた曲に、しっかりした演奏がオリジナリティを主張している。音作りやコーラスワークも、似せておきながら「ものまね」になるギリギリ寸前で止めている。まんま70sでありながら、2006sになっているのはそのため。何も知らない振りをして楽しむのが正しい鑑賞法。


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