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My Chemical Romance - The Black Parade [Artist M-O]

Green DayのAmerican Idiotは、ガレージパンクの行く末に2つの可能性を提示した。ひとつは音の荒々しさに強いメッセージを込めること(彼らの場合はブッシュ政権のイラク政策への批判)。ふたつは「組曲」の形を通して音楽的な発展を目指すこと。My Chemical Romanceの本作は後者を引き継いでいると筆者は思う。

何らかの形で音楽を進化させたい。単純なフォーマットの中に身を置くガレージパンク系のバンドにとって、もっともな想いなのでしょう。「そんなことは邪道だ」と言い張るハードコアなバンドもいるでしょうが、いい悪いの問題ではない。個々のバンドが自分たちのキャリアの道を定めていく過程の話です。

MCRが発展の活路を求めたのは、「ドラマ性」。コンセプト・アルバムだという意味ではない。パンクが本質に持ち合わせる衝動的なパワーを、緩急、大小、冷熱など対になる様々な尺度に伸縮させる。大きな音の後に小さな音。熱い演奏の後にクールな演奏。早急なビートに緩やかなリズム。衝動をいろんな風に放出させることで魅せる「ドラマ」。

ポジティブなエネルギーはまっすぐ前を向いたまま変わらない。そんなバンドのアイデンティティを保持したままで、表現の多様化にチャレンジした意義ある一歩。


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