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Timbuk3 - Eden Alley [Artist S-U]


80年代末に出現した突然変異バンド。PatとBarbaraのMacDonald夫婦にビートボックスを加え、出身のテキサスの大らかな大陸感覚と、ちょっとずれた批評精神を持ち合わせた独特の世界を展開した。ヒットしたデビュー曲は「Future's so bright I gotta wear shades(未来があまりに明るいのでサングラスをしなきゃ)」。こういう言語感覚は、2作目の本作でも健在(Tarzan was a Bluesman、Welcome to the Human Race、Little People Make Big Mistakesなど)。Sample the Dogでは犬の鳴き声があっちこっちに出現する。なにせその名のとおり「みんなで犬のサンプリングごっこをしようよ」という曲なのですから。都合よくペットを支配する現代人のわがままを暗に批判している、といったら深読みしすぎでしょうか。

ちょっと湿り気のあるギターとハープに、けだるい夫婦のコーラス。ロックンロールやブルースなど伝統的なフォーマットと、突き放したような鋭い視線とのコントラストが小気味よい。決して大きな成功を収めたわけではありませんが、聞いた人の記憶には確実に引っかかっている。そんな人たち。

「やわらか戦車」の音楽版といえばいいのでしょうか。あの弛緩した世界観の中から繰り出される辛らつなメッセージ。殺伐とした現実をまったり塗り替えてくれる治癒力。Timbuk3のバンドワゴンも一生懸命後退しながら、ゆるい救いの音楽を奏で続けてくれる。


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