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The Cranberries - Everybody Else Is Doing It, So Why Can't We? [Artist A-C]

Dolores O'Riordanはいつも突っ張っていた。デビュー時から眉間に皺を寄せ、口をへの字に曲げ、不機嫌で、下を向いていた。Cranberriesは、そんな彼女の心をそのまま投影し、金属のひんやりした触感に似たサウンドを響かせた。しかしきらりと光る金属には、触らずにいられない欲望を呼び覚ます魔力が宿るように、煮えたぎる情がここには潜む。不安定な音程と、寒さに震えるようなビブラートは、凛としたサウンドが今にも崩れ落ちることを予感させる。

鋭利なギターサウンドはキラキラと輝いているけれども、とても乾いている。メロディは情緒的だけれども、涙は一滴も流れない。まるで氷の中で成長も腐敗も止まってしまったかのように、今でもそのときのままの状態で取り出すことができる。あの瞬間、このバンドは、きっと時空を超えたところにいたのだろう。

しかしDreamsはよく聞きました。ぐっとアクセルを踏み込むときも、空中分解してバラバラに落ちてくるときも、普通に朝ごはんを食べるときにも。小さないかだで大海原に漂っている。真ん中に立てた帆のてっぺんで、ゆらゆらと揺れる白いハンカチ。小さく書かれたDreamsの文字。そのハンカチを見上げながら、いまもずっと漂流している感じがします。


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