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Adrian Sherwood - Becoming A Cliche [Artist S-U]

Adrian Sherwoodといえば80年代から主にダブの手法を用いて、非常に先鋭的で刺激的なサウンドを届けてきたプロデューサー/クリエーター。特に自身のレーベルOn-Uから発表されたインダストリアル系のダブ・ファンクは非常に強力で、Pop Groupで過激の極致を行っていたMark Stewartですら恐れ入る出来でした(Mark+Adrianの作品群は今でも「サウンド・テロリスト」といってもいいくらい火傷する内容)。

関与していたほとんどのアーティスト達がいなくなってしまった(?)現在もこうしてソロ作品を作っているところがうれしい。おまけに「Cliche(月並み)になってきちゃったかも」、ととぼけたタイトルをつけるあたり、まだまだ負けてはいられない気概を感じる。

相変わらずのダブの方法論を使っているあたりが、「マンネリ」と自嘲するところなのでしょうが、今でも十分に通用することを証明している。ドラムンベース、スウィングジャズ、グレゴリオ聖歌、サーランギー+ターザンの掛け声(!)、などなど素材を入れ替えることで、今でもポンととんでもなく面白い音楽が出来上がる。何でも受け入れてしまうレゲエのゆったりビートに、早い話が何でもありのカットアンドペースト(ビートジェネレーション的に言えば音楽の「カットアップ」)。偶然性と意外性と暴力的な没個性。そのいい加減な創作姿勢は、古いどころかむしろ現代的かもしれない。

突き放して適当にぐつぐつ煮上がるのを面白がる。かつては過激だったのが、その軽やかさを堪能できるあたりに時代の進化を感じます。


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