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Diana Ross - I Love You [Artist P-R]

うーん、2007年のDiana Rossは、かなりキツイ。求められていない。彼女が悪いわけではなくて、「往年のソウルディーバ」というニーズが、いかんせんあまりない。日本ならば、年に一度だけ紅白歌合戦に出れば仕事になるところを、シビアなアメリカにそんなセーフティーネットはない。

丁寧な選曲のカバー集。ちょっと年輪を感じてしまうけれども、紛れもないDiana Rossの声。そうなんだけど・・。Supremes時代のバービー人形のようなおちゃめさ。80年代の王座に君臨していた貫禄。頭は勝手に過去の記憶の彼方を馳せてしまいます。

「サンセット大通り」。往年の大女優が過去の銀幕の栄光を求める様を描いた名作。この作品自体が過去の栄光の中に埋もれつつありますが、役を地でいったGloria Swansonと今のDiana Rossがぼんやり重なってしまう。

いやいやと首を振って、もう一度本作に耳を傾ける。唯一のオリジナルI Love You。悠々と流れる王道のメロディ。こういう幅広でゴージャスな展開にはやはり彼女の声でないと様にならない。忘れていたちょっとぜいたくなエンタテインメント。

勝手なことを考えている自分にハッと気づきます。悪いのはそれこそこっちの方。私達がDiana Rossの聞き方を忘れてしまっているだけ。ゆったりとソファーに腰を下ろし、何も考えずにボーカルが部屋を包んでいくのを全身で感じる。ちょっとペースを落として周りを振り返ってみる。せわしく通り過ぎていくたくさんの音の中で、Dianaの声だけが流されずに響いていることに気づくはずです。


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