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John Hammond Jr. - Push Comes To Shove [Artist G-I]

アメリカン・ミュージックの良心。まだロックがちゃんとロックになっていなかった時代。ブルースが田舎の貧乏くさい戯言だと思われていた時代。そんな60年代初期から実直に愛情を込めてひたすら「ブルース&ロック・オン・ギター」を演ってきた。

シカゴ・ブルースの大御所たちとステージを分かち合いながら、ユーロアメリカン・アーティスト達の成功への道を手助けしてきた。Eric ClaptonもThe Bandも大きくなっていったけど、Johnはだからどうするわけではない。親友Tom Waitsのどろどろの音楽冒険活劇に付き合いながら、渋い玄人筋の作品をヒット・レーダーのすぐ下に、ステルス的に作り続けてきた。

G. Loveプロデュースの新作。荒っぽい現代のストリート感覚と、年季の入ったしなやかな職人芸の掛け合わせ。伝統的なアコースティック・フォーク調から、スウィンギーでメロウなジャズ調まで。古今東西、温故知新。ぐるりとブルースの世界をひとまわり。

白眉はG. Loveとヒップホップ調でバトルするI'm Tore Down。ラップも打ち込みも、Johnのソリッドで艶やかなフレージングと、ハスキー・スモーク・フレーバーの声に包まれて、鮮やかに燃え上がる。こういう「ツヤ」はなかなか出せるものではありません。

様々なサウンド・シーンを披露しながら、骨を震わせる快感を改めて思い知らせてくれる。40年前から変わっていない。今もロックの源泉はここにあるのです。


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