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Perplex - Transporter [Artist P-R]

何だか毎日急いでいる感じがする。仕事もそうですし、遊ぶときもそうですし、下手をすると寝るときも、食べるときも、新聞を読むときも。いつも何かに追われている気がする。

今日も足早に職場に向かい、昼食をあわてて食べ、急いで仕事を終わらせ、飲みに行っても次の話題が気になり、帰りの電車が心配になる。

何のためだろうとふと思うのですが、あわただしさの中に掻き消されてしまう。本当はちゃんと立ち止まらないといけないのでしょう。

夜、気が立って眠れないときは、静かな曲よりもアップビートの曲を聞いたほうが落ち着くのだそうです。リズムが高揚しているときにスローな曲だとかえってイライラがつのるらしい。もしかして昼間にもあてはまるのかもしれない。

プログレッシブ・トランスに向かう理由がそう。常に苛烈なビートが鳴り続ける。表層を様々な模様が彩っていくのですが、基本は休むことのないリズム。一見するとあわただしさを助長するようで、じつはあわただしいからこういうリズムが落ち着くのかもしれない。

PerplexのTransporterがどこに連れて行って(transport)くれるのかはわからない。基本に忠実なエレクトリック・サウンドは、機械仕掛けの時計のように、正確に予定通りのくさびを打ち続けていく。ずんずんと連れて行かれる先に、パラダイスもユートピアも広がっているとは思えない。

これはどこかに連れて行く音ではなく、「止めないでくれる」音なのだと気づく。走る続ける自分、あわて続ける日常。立ち止まるすべのない生活の中で、走りながら落ち着きを得る。そのままで正常を取り戻せる。Perplexを聞いてすかっとした後味を感じるのは、きっとそのためなのでしょう。

止まったときはどうなってしまうのだろう。考えると怖くなりますが、そんなこともトランスビートのうねりの中であいまいになっていきます。


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