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Idlewild - Make Another World [Artist G-I]

ときどきなぜこんなに音楽を聴いているのだろうと思うことがあります。
昔も今も音楽にだけはどっぷりで、四六時中まわりに音が鳴っていないと落ち着かないのですが、いったい自分は何をしているのだろう。

ある時期は、音楽が毎日を生きる気力でした。ある時期は、音楽が大人になっていく成長の教材でした。ある時期は、友達と張り合うための知識の引き出しでした。笑うときも、泣くときも、怒るときも、人を好きになるときも、感情の変化そのものがずっと音楽だった気がします。

今は、世間との接点が音楽だという感じです。今を生きる自分と社会との関係。このブログがそうですし、時代の空気を伝える音に対して、自分がどのように反応するのかを見極めていく行為。もうすっかり大人になって、音楽がなくても一通りは生活できるはずですが、それでも「2007年に生きている」という実感を音楽に求めているのかもしれません。

Idlewildは、ここ10年間を堅実に走ってきたバンドです。当初はパンキッシュな音を鳴らしていましたが、そのときどきで音を変化させてきました。本作ではメロディアスで情緒的なギターロックを聞かせます。その姿勢からは、時代の実感を捉えたいという想いを感じます。

これは迎合ではありません。スコットランドという土地柄でしょうか、独立心が強く、メインストリームからしっかり自分達の距離をとっている。本作も、エモでも80sでもありません。トレンドの風を肌で感じながら、その中でのIdlewildのあり方が中心テーマ。しっかり鳴らされるギターは堂々と響き、迷いがありません。こんな風に振舞える彼らがうらやましい。

突き詰めれば、生きている瞬間瞬間を実感していく行為が音楽なのかもしれません。「時代」とは、目の前にいる「あなた」、すなわち人間社会そのものです。音楽とは、そんな人間同士の命のかかわり合いなのではないでしょうか。

これからも「あなた」が気になる限りは、音楽を聴き続けるのだろうと思います。


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