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Roots Manuva - Awfully Deep [Artist P-R]

ヒップホップ、トリップホップ、レゲエ、エレクトロニカがそれぞれ陣地を占めるど真ん中に、バシッと碁石を打ち込む感じ。どのスタイルをもその中に取り込みながら、どのスタイルに従属するわけではない。UKラッパーRoots Manuvaはデビュー時から、自分の音楽的な居場所を確保しているアーティストです。

アースカラーの渋い打ち込みサウンドは、適度な実験的要素を含んでいて、飽きさせない。ラップに依存せず、バックグラウンドのサウンドトラックに十分な注意を払っているところは、UKらしいこだわり。

気張り過ぎない抑制の効いた声も魅力。かなりシビアに社会を見つめる視点を持っていながら、声高に怒るわけでも、泣きに入るわけでもない。バリトンの豊かな声そのものの響きを前面に出して、主張をやや奥まったところに置いている。その結果、楽曲全体の洗練度がぐっと増しています。

かなり大変な生い立ちを持っていながら、そんなことは微塵も見せない。時にはぐっと引くことで、主張のインパクトを高める。Roots Manuvaの立ち振る舞いは「能ある鷹は爪を隠す」。爪を隠しながら鷹らしい威厳を存分に発しています。


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