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Sad World - Sad World [Artist S-U]

1993年にPete Namlookのアンビエント・テクノ・レーベルFaxから出た作品。

Dr. AtmoとRamin Naghachianのコラボ作品ということですが、こういう説明が何の役にも立ちません。この人たちのことは、何もわからないからです。すいません・・

* ただ音だけがある。

情報がクリックひとつで手に入り、調べられないものはない世界にあって、わからないことはとても居心地が悪い。何でもいいから知りたいと思う。手に入らないと、いてもたってもいられなくなる。

情報は大切です。ないと人は生きていけません。しかしあまりに醜くわたしたちは情報にしがみついているのではないでしょうか。「Dr. Atmo」が何者かがわかったところで何も変わりません。年齢、ディスコグラフィー、演奏する楽器、影響を受けたミュージシャン。情報量が増えていく中で、わたしたちは何となく賢くなった気がします。安心します。しかしそんな安心に何の価値があるのでしょう。

わたしたちの周りにまとわり付くやっかいな情報からの解放。しばし忘れよう。そこに漂う音だけを無心で受け入れるとき、別の次元の精神的平安が得られる気がします。

* わからないところにポンと置いておきたい作品です。

ボイス・サンプリング、エスニック・コラージュ、チャイムやゴングなどやわらかい音色のリズム。そして全体を覆い尽くす壮麗でポリフォニックな電子音のカーペット。この中にいると時間を忘れ、場所を忘れます。2曲目のGlyanという曲は30分もあるのですが、何分経ったかわからなくなります。

Sad World。それは情報に翻弄され、理性を失っていくわたしたちのことです。

悲しいかな、この文章も情報で埋め尽くされてしまいました。できることならば上の文章を消去してしまいたい。ああ、わかっていながら埋めてしまうこの矛盾。

「*」だけがあれば十分なのに・・


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