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Good Charlotte - Good Morning Revival [Artist G-I]

彼らがデビューした時点で、パンクは何ら過激ではなかったわけです。政治的にも、社会的にも、文化的にも。かつてラジオで放送禁止になったとか、良識派から社会的なバッシングを受けたことなど信じられない環境になっていました。ファッションであり、かっこよさであり、何よりもエンタテインメントでした。

そんな「現代パンク」にとって進化とはどのようなものか、非常に興味を持って見ています。Green Dayのようにかつての政治的なラジカリズムを獲得しようという動き。あるいは、ひたすら回転を高速化したり、叫び声をエスカレートしたり、音楽的な刺激を上げていこうとする動き。Blink 182のようにポップへの転換を図る動き。

当初から「キュート」という喜んでいいのか嘆いていいのかわからない微妙な形容詞を冠せられたGood Charlotteは、自分達の特異性をうまく利用した歩みをしています。

それはダンス・ビートやポップやバラードを「飲み込む」戦略。迎合や転移ではありません。あくまでファッションとしてのパンクを踏襲しながら、いろんなスタイルをうまく取り込んでしまう。軟派になるギリギリのところで安全ピンが似合う格好に仕上げる。Where Would We Be NowでColdplayピアノまでまんまやってしまうと、思わず冷や汗をかいてしまいますが、何食わぬ顔で着こなしてしまう。

ひとえに彼らのフットワークの軽さと、深く考えないあっけらかんとした楽観主義がなせるワザ。考えすぎたコーディネートは野暮というもの。

「オルタナ」や「パンク」はアグレッシブに構えすぎて逆に排他的になりやすい。ポップチャートに君臨するGood Charlotteはややもするとハードコアな原理主義者からは眉をひそめられる存在なのかもしれない。皮肉にも78年当時とはまるで逆の状態。ポップになったパンクを批判するオルタナティブ。

Good Charlotteの勝ち誇った高笑いが聞こえてきそうです。


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