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Vladimir Horowitz - Horowitz At Home [Artist G-I]

筆者はあまり胃腸が丈夫ではありません。
しょっちゅうお腹をこわすし、お酒もあまり飲めない。
長期の移動などではトイレのことが気になって、かえってその緊張で具合が悪くなったりする。神経的な部分が多いのでしょうが、薬をやたらに飲んでは安心しようとする。

今も長時間のフライトの途上なのですが、時差の影響で具合が悪い。
何度もトイレに立つのは周りの人にすごい迷惑だしちょっとはずかしい。
幸い通路側なので、眠る人をいちいち起こす心配はないのですが。

iPodを取り出して本作をかける。
いえいえ、天下のHorowitz先生を下痢止めに使おうとしているのではありません。
もっと深い理由からこの音に耳を傾ける。

定番のMozart、Schubertを中心とした晩年の録音。
スタジオであっても、At Homeであっても音楽を真剣に捉え、美しい音を生み出そうとする姿勢は変わりません。解釈を加えるのはおこがましい限りですが、孤高の気品を保ちつつそれでいて親しみやすさを感じさせるこの人の演奏は、庶民にとって身近に感じる王族の振る舞いといったところでしょうか。

轟音と窮屈なスペースという劣悪なリスニング環境にあっても、その気高さはしっかりと伝わります。むしろだからこそのありがたみがある。機内のオーディオ・プログラムには、カサドシュ、メニューイン、ロストロポーヴィチなどの巨匠の演奏があるけれども、用意されたメニューには何となく押し付けがましさがある。自分で用意した、自分にフィットする、自分だけのコンサートスペース。じっと耳を傾けることで、忘れかけている自分を取り戻すことができます。

だいぶお腹も落ち着いてきました。
まだまだ回りに影響される完成されない自分。
いまさらカラダを鍛えるつもりはありませんし、その元気もない。
ずっとこのカラダと付き合っていこうと思っています。
ただせめて神経だけはしっかりとしていたい。
At homeであろうとIn the skyであろうと、常に変わらず美しい音色を奏でることのできる先生をお手本に。


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