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Basia Bulat - Oh My Darling [Artist A-C]

自由に表現することの喜びに溢れた作品です。
カナダのSSW、Basia Bulatは新人の初々しさと、風に吹かれた年代性を兼ね備えています。

フォークを基調に、ハンド・クラッピングが軽快なナンバーから、ジャジーなフレージングから、枯れた味わいまで、トラディションのワナに陥らないインディペンデントのこだわりを持ちながら、大人の音を聞かせます。

独りよがりの主張はえてして人に押し付けがましくなります。
それがアーティストの孤高だとありがたがって受け取ることもできますが、限度があります。Basiaは、自由でありながら、聞き手の心地よさのツボをちゃんと押さえ、無理強いをしない。そのあたりのバランスがしっかりと大人です。

思えば、「おとな」とは気配りを覚えていくことです。
自分ひとりで世の中が回っていないことを知り、自分ひとりで生きていけないことを知るからこその処世術です。つまらないといえばつまらないのですが、だからこその高度なコミュニケーションも可能。気配りの先に深い理解が待っていることもあるからです。

Basiaのサウンドは、すうっと気配りのパイプを通って心の奥に入ってきます。
さあどうぞと玄関のドアを開けて迎え入れる。
しっかりとヒリヒリしたフォーク・ロックなのですが、マイ・リビングでじっくり向かい合って接する暖かさを持っています。


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