So-net無料ブログ作成
検索選択

Funeral For A Friend - Tales Don't Tell Themselves [Artist D-F]

いまどき珍しいと思いますが、乗っている車にカーナビがついていません。不便だと感じることが多いですが、つけたいと思わない。いろいろな理由がありますが、一番大きいのは、カーナビの根底に、運転を地図に沿って走る「手段」だと捉える思想があることを感じてしまうからです。もちろん目的地には着きたい。でも車の運転ってそれ自体が目的でもないですか?

昔、カメラ付携帯電話の開発担当者の講演を聴いたことがあります。その人は車が好きで、もともとカーナビの開発をやっていたそうです。しかし、カーナビは究極的には自動走行車を作り上げてしまうことに気付き、「果たして誰が喜ぶのだろう?車は操って楽しいから運転するものではないのか?」と疑問に感じてしまった。そして、「人とつながりたい」という思いを実現するために、携帯電話のテクノロジーを追求していく方向に転換していったそうです。

キャッチコピー:「たまにはカーナビを消して運転を楽しもう、冒険にでよう」
目的地に着くためではなく、走らせること、どこか知らない未知の場所に向かって突っ走ることのために。

そのとき、間違いなくフィットするサウンドがFuneral For A Friend。
本作を聞くと、車を走り出したくなる激しい衝動に襲われます。
スピード、風、ハンドルの感触、「ここから出て行く」という解放感。
何もかもを振るい落とそうとする超エモーショナル、超フィジカル、超ドリーミーなパワーサウンド。あまりに元気がいいので、じっとしていられない。

ここには批評性も、創造性もないのかもしれない。その点を指摘するのは簡単ですが、あまりに的を得ていない。車を運転する目的を論じているのと同じ気がする。ただひたすらに盛り上がっていく勢いだけがある。車の運転の快感と同様の音楽的快感を詰め込んだ本作には、五感の反応でレスポンスするのが正解。

だってみんなあまりにカーナビに頼りすぎじゃないですか、最近。
こんな「レビュー」は脇において、彼らのサウンドのエネルギーをそのままに感じましょうよ。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。