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Wilco - Sky Blue Sky [Artist V-Z]

Wilcoの良さは中途半端なところです。
フォーク/カントリーのトラッドなのか、オルタナティブ・ロックなのかはっきりしない。線の細いボーカルが淡々と歌う後ろで、抑制の効いたきめの細かいサウンドがモコモコと鳴っている。

激しさも落ち着きも両方ともない。いや、時に引き攣り、時に静まり返る。両端を何気なく行ったりきたりしている。ふらりふらり、ゆらりゆらり。彼らの視点は焦点が合っていない。彼らの頭を覗き込んでも脳波形は反応しない。

柔らかい音は涼しそうで、どこか愁いを帯びている。ギターソロは威勢がよさそうで、どこか常道を逸している。バランスが取れていてそうで、微妙に崩れている。あえて伝統と先鋭の狭間にはまり込むことで、静と動の微妙な歪を生んでいる。今にも壊れそうな危うさの上で、かろうじて音楽を作っている感じです。

「俺たちはどこに根ざしているんだ」
アイデンティティを探求するともに、常に疑問を持ち続けることで、創作活動のテンションを維持する。収まらないところに居続けることで、Wilcoはいつも鮮度を保ち続けているのです。


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