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Beirut - Gulag Orkestar [Artist A-C]

Gulagとは(強制)収容所。ソルジェニーツィンから採られているそう。ウォッカとコサックがまずは目に浮かぶ。バルカン地方のジプシー音楽をモチーフとしていますが、本作発表時には19才だったというZach Condonはニューヨーク在住。彼を中心としたインディーバンド。

アコーディオン、ウクレレ、ブラス、コンガ、タンバリン、バイオリン、カシオ電子ピアノ・・。あらゆる郷愁をそそる楽器を駆使して作り上げられた、シャガールの初期作品を思わせる幻想曲。首は曲がり、馬は踊り、家は逆さまに転がっていく。

身近なところに居場所がない。
何でもあって、何でもできてしまう現代の私たちの生活。
3ヶ月ごとに出る携帯モデルに気を配り、年代別にセグメント化されたファッション誌の指針に付きまとわれる。テレビチャンネルは次々現れるお笑いタレントに占拠され、アイドルタレントをかっさらって消えていくのをあんぐり口を開けて眺めている。暗い夜道をmixiの足跡につき狙われ、アバターになってアイランドに出かけてしまった自我を探し回っている。毎日毎日の更新に追われる悲しきブロガー・・

確かに収容所にいるみたい。

Postcards From Italy。
軽やかなウクレレのリフに乗って歌われる、「失われた時間」と「夢の時間」。どちらもここにはないし、たぶんどこにもない、イタリアにも。そんなことはわかっている。僕たちに出来るのは、もうどこで鳴ることもない、いにしえのポルカを奏でること。そう、僕たちはコンクリートとデジタルの森の中をさまようジプシー。今日も明日も。


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