So-net無料ブログ作成
検索選択

Manu Chao - Proxima Estacion: Esperanza [Artist A-C]

9月には新作が出るらしく、オフィシャル・サイトでは新曲Rainin In Paradizeが聞ける。今の時代に合わせたスピーディーで辛口なノリを確認できますが、基本はまったく変わっていない。9月まで待てないので、01年の本作です。

ラテン、カリビアンのリズムとサウンドには、浮き立つ明るさとともに、ちょっとだけ哀愁がこもっている。陽気な笑いの合間にポロリと流れる涙は、ほとんどわからないくらいにカムフラージュされていて、それゆえに人の心を捉えて離しません。

Manu Chaoがずっとこだわってきたのは、このカムフラージュされた情感です。
軽快なリズムと、トロピカルでエスニックでカーニバルなきらびやかさは、本当に昼間から明け方まで腰掛けさせないほどパーティー気分を盛り上げてくれますが、現実を忘れることはありません。

ときおり電話が鳴り、道の喧騒が聞こえてくる。拡声器の大きな声が聞こえてきて、何かが壊れる音がする。パーティーのすぐそばには、私たちの生活が横たわっている。アルジェリア、ポルトガル、ジャマイカ。彼が巡る世界の旅は、移民の旅でもある。見たことのない故郷を夢見、会ったことのない祖先を想う。パーティーの上空を偵察機が飛び、ラジオからは言葉のわからない政治家の演説が聞こえてくる。

Manuの多彩な音は、私たちを取り巻く多様で変化に富む文化のコラージュ。
さまざまな人がいるから、世界は楽しいし、世界は混乱する。
どちらが主という問題ではない。いったりきたり。真ん中で音頭を取るのは、やじろべえのManu Chao。ゆらゆらしながら、その顔は笑っているのか泣いているのかよく見えません。


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。