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Kruder & Dorfmeister - K&D Sessions [Artist J-L]

リミックスで個性を出すのは難しい。いじりすぎると原曲の良さを損ねてしまう。遠慮しすぎるとリミックスの意味がない。K&Dはそれなりにいじりを入れるのですが、原曲の気分を損ねない(?)テクニックを持っている。彼らは慈しむようにリミックスにあたる。やさしいタッチがそのまま音に現れている。本作は様々なリミックスの活動を集約したものですが、見事に世界観が統一されている。テンポはそれほどゆったりしているわけではありませんが、とてもリラックスした気分にさせる。ラテンの暑さ、ハウスの冷たさ、生楽器のやわらかさ、ダブミックスの硬さ。ブレンドの妙はヨーロッパのクールといったところでしょうか。

彼らの拠点は、オーストリア、ウィーン。かつての音楽の都も、現代のポピュラーミュージックシーンの中ではさほど目立たない。逆にちょうどよい立ち位置といえる。こんなに客観的で粋な視点はなかなか持てるものではない。ロンドンやパリで繰り広げられる喧騒を眺めながら、そこから疲れ果てて流れ出てくるわたしたちに、そっとクッションをあてがってくれる。助かります。


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