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Fieldtriqp - Old Haunts [Artist D-F]

夜の首都高速を走るのが好きです。
渋滞が過ぎた22時とかそれ以降。
緑色に光る案内板、フラッシングしながら流れていく道路照明、トンネルの中の光の異空間、湾外沿いに広がるおびただしい数のネオンライト。黒い空間に繰り広げられる光の競演。

暗闇はマイナスのイメージがありますが、夜の高速を走っている限りは最高の舞台演出です。よく雪が降るとあたり一面が白化粧されて浄化されるといいますが、すべてを黒に塗り替えられる夜もまたひとつの浄化作用ではないでしょうか。

昼間の喧騒や「見えてしまう」現実の汚さを、夜の闇はきれいに見えなくしてくれる。代わりに光の妖精たちに舞台を明け渡す。

FieldtriqpのOld Hauntsは、そんな逆説的な「明るい闇」にふさわしい音楽です。
情感を抑え気味にしたインテレクチュアルなエレクトロニカは、首都高速の夜のドライブに最適です。

光の点滅自体に意図はありません。妖精たちはわたしたちの頭の中で作り上げられる詩でしかない。Fieldtriqpはそんな闇の舞台で繰り広げられる、記号と意識の交信記録を静かに見つめている。Old Hauntsにある、ノイズとサウンドの微妙な関係もまた同じ。

Fieldtriqpと光に包まれた幻想的なドライブ。
そこは身近にある宇宙空間です。


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