So-net無料ブログ作成
検索選択

Sunset Rubdown - Shut Up I Am Dreaming [Artist S-U]

音楽のすごいところは、外界をシャットアウトして別次元を作り出せることです。視覚、味覚、触覚などの五感を考えた場合、聴覚はあくまでそのひとつで、身体にとって支配的なものではない。音が鳴っても目に見える景色は変わりませんし、香りが漂うわけではない、普通は。

ところが音楽は違う。見えないものを見せ、皮膚をしびれさせ、フェロモンを嗅がせてしまう。何も食べなくても満腹にさせ、飲まなくても酔わせてしまう。

「静かにしてくれ、僕は夢見ているのだ」と題された本作は、音楽のありようを良く伝えている。道化的要素を持ったファンタジックなロックは、ここ数年のメジャーな表現形式のひとつ。メランコリックな音の断片がちりばめられ、ひしゃげたボーカルが幻想的な物語を語り継いでいく。回転木馬の運動がどこか悲しいように、Sunset Rubdownのサウンドも一喜一憂のサイクルを行ったりきたりする。五感はしばらく停止し、その運動の中に取り込まれていきます。

ときどき、どっちの世界がいいのだろうと思うことがあります。
このまま音楽の世界が支配的になったら、もとに戻らなくなったとしたら。
なんてSFちっくな第六感をはたらかせるのもまた音楽の魔力。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。