So-net無料ブログ作成

The Student Body Presents - Arts & Sciences [Artist S-U]

ソウル/R&Bで実験的な音が少ないなあ、と思っていたところ、本作に出会いました。ふくらみのある暖かいソウル・ボイスなのですが、バックの音はトリップホップか、WARP系のエレクトロニカに近い。つまり、情感を排した音らしくない音を既成のルールに従わせずに配列している。変な違和感。地味といえば地味だし、変といえば変。

今、シーンで主流のソウルサウンドは、どこか完成されすぎていて、面白みにかけます。みんな歌はうまいし、アレンジも一流プロデューサーが完璧にこなしてくれる。それはそれでよくて、嫌いなわけではありませんが、もっと他にもあっていいんじゃないかな・・。

そう、「かゆい」のです。
ゆったり気持ちよく座っているけれども、背中の手の届かないあたりがムズムズする。掻きたくなってくる。

アバンギャルドな作品を無批評に持ち上げるつもりはありませんが、本作を聞いていて、いかにソウルがかゆいかに気づきました。そうそう、こういう風にいじってほしかったのよ。カリカリと時に神経を逆撫で寸前まで刺激しても、それがかえって気持ちいい。その箇所がいかに停滞しているかがわかる。

もともとアフロアメリカン・ミュージックは大きな懐を持っています。
シンプルなルールのもとで、何でもありに実験を許容し、新しいサウンドを次々生み出してきた。ジャズもロックンロールもヒップホップも、自由なアティテュードが創造したもの。

もっともっといろんな実験を聞いてみたいと、Student Body Presentsに背中を掻いてもらいながら思うのでした。


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0