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Architecture In Helsinki - Places Like This [Artist A-C]

「売れる商品」はどうやったら作れるのか?
そんなことはどだい無理なはなし。
いや、ちゃんとした法則がある。

今日は、世界一のマーケティング力を自負する巨大企業を訪問し、さらに、売るためのノウハウを中小企業に指南しているセミナーを見学してきました。

どちらの話も一理あるなあと思いました。
共通しているのは「自分には売れるコツはわかっている」と思い込むと失敗するということ。いかに市場の声に謙虚になるかが大切で、自我が出てしまっては必ず失敗する。

いわれてみればもっともな話です。

でも作り手としてはいまいち面白くないですよね。
少なくてもArchitecture In Helsinkiは、鼻でせせら笑うでしょう。
自分たちが面白くなかったら、意味ないじゃん。

名前とは関係なく、彼らはオーストラリアのインディーバンド。
とても「売れる名前」ではありません。

チープなゲーム音、ガラクタ・パーカッション、シンガロング・コーラス、起伏に満ちたジェットコースター・リズム。おもちゃ感覚、パーティー感覚で好き放題やっている。音の品位や、ヒットチャートなどはまるで眼中にない。だから素人っぽさが抜けないし、まとまりがない。

それでも、いや、それゆえに、というべきか、Places Like Thisは底抜けに楽しいし、誰の耳にも開かれている。マーケティングを気にしていないから、たくさんの人の耳に入る機会は少ないでしょうけれども、立派なポップの花を咲かせている。

Architecture In Helsinkiは世界一のポップバンドになろうなんて考えていないし、売れるレコード作りセミナーに参加もしてない。そのかわり、聞き手と同じ感性で音楽を作り、音楽を楽しんでいる。身近な聞き手だから、身近な音楽を作れているのだろうと思います。

売れて喜ぶか、作れて喜ぶか。
一日の仕事の帰りに本作を聞いていると、今日の体験はなんだったんだろうと自問してしまいます。


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