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Caribou - Andorra [Artist A-C]

エレクトリックとアコースティックの区分けって意味ないよ、と言わんばかりの境界線あいまいサウンド。60~70年代の牧歌的なコーラス・ワークをそこはかとなく使いながら、時代の区分けすらも、消しゴムでごしごしと消してしまう。ここはどこ?今はいつ?

電子処理なのか、ストリングスの遊びなのか、即興なのか、譜面どおりなのか。ポップなのかアバンギャルドなのか。Caribouは、そんなことも悟られたくない、と思っているかのよう。

それでもギターのぬくもりを、ベッドのスプリングのように弾力をもった処理を施して、私たちのカラダを受け止めてくれる。細かい音の一つ一つが、ツボを押していくようにカラダを駆け巡り、緊張を解きほぐしてくれる。

そう、私たちがリラックスするのは、いろいろな概念や、思考の癖から開放されるとき。

「分かることは分けること」
ある哲学者が言ったそうですが、私たちの脳は整理し、分類することで物事を理解します。たぶん太古から続く私たちの生存法。毒のある木の実と、甘い木の実を見分けないと、私たちは生きていけない。

でも、本当はそれすらも気にしなくていいときに、もっと安心するのでしょう。毒も甘味も気にしない。いいことも悪いことも気にしない。私という存在も、あなたという対象も。生きていることも、死んでいることも。

Caribouの鎮痛剤ポップスを聞いていると、私たちはまだまだ進化する余地があるのではないかと思ってしまいます。


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