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Phragments - The Burning World [Artist P-R]

Digitalismがテクノロジーをあざ笑うなら、スロバキアの2人組、Phragmentsは、機械音を使って警鐘を鳴らす。

かつて70年代後半にインダストリアルと呼ばれた、脱構築流のノイズ・サウンドのムーブメントがありました。社会が、音楽が行き着くところまで行き、閉塞感にぶち当たっているとの認識から、破壊し、分解し、再構築しよう。半ば自棄なところもありましたが、それはそれで刺激的だった。

2007年に生きながらえるインダストリアル。
Phragmentsは「オーケストラル・インダストリアル」と主張する。
ノイズと機械音を、ひとつのオーケストラのように統合することなのでしょうか。

かつての切羽詰った息苦しさは消え、雄大さすら漂わせる。
弦楽の調べはコンサートホールの空気を運んでくる。
オフィシャル・サイトには、観客と肩を組む写真も載っている。

それでも金切音は、声に鳴らない叫びの余韻を含んでいる。
心のざわめきを電気回路で増幅させたノイズは、私たちを微妙に震わせる。

世界は燃えている。
夕日が燃えるように、静かにこの世のどこかは燃えている。
忘れかけている私たちに、偶然どこかで気づかせる。
Phragmentsは決して大きな音を立てないけれども、日常にあふれるノイズの裏に潜みながら、果たすべき役割をわかっているかのようです。


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