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+/- {Plus/Minus} - Let's Build A Fire [Artist Other]

今日も夜遅くまで議論していました。
これからの会社のこと、今取り組んでいる仕事のこと。
理想を描き、現実を嘆き、それでも語り続ける。

語り合えることは幸せなことです。
誰とでもできることではない。
二つの会話が、歯車と歯車のようにかみ合い、回っていく。
どこかに進んでいる感じがする。

そんなことができるのはほんの一握り。
筆者の場合は2人しかいない。
ひとりは海外に転勤してしまって、今はひとり。
でもひとりでもいることは本当に助かる。
救われます。

それはまるで+/-を聞いているよう。
言いたいことが痛いほどわかる。
なぜこの音なのか涙が出るほどわかる。

昔、ある雑誌で読んだ記事で、今でもずっと心に残っていることがあります。

「プラスマイナスの法則」といって、人はある感情の深さ分だけ反対の感情を理解することができる、というもの。

喜びを50感じることができる人は、苦しみを50知っている。
100の大きさで笑える人は、100の涙を流している。
憎しみを10しか知らない人は、愛も10しか知らない。

ある気持ちの理解度は、その反対の気持ちをどれだけ知っているかで決まる。
何だかその通りだとずっと思っていました。

きっと片一方だけの人はいないのです。
喜びと笑いと愛に満ちた人。
その人は実は苦しみと涙と憎しみがいやというほどわかっている。

+/-は、両方の軸の中間、両方を俯瞰した真ん中にいます。
起伏があるわけではなく、淡々としているのは、そのためです。
静かにささやきながら、遠くに雷鳴が聞こえる。

怒りを爆発させるわけでもなく、歓喜の雄たけびをあげるわけではない。
その両方を経た後の平穏にいる。
相対する2つの感情を理解するからこそ、そこにいられる。
不思議な情感に包まれるサウンドです。

筆者にとっての唯一の話し相手は、軸のもう一方なのかもしれません。
二人でやじろべえを作っているのかもしれない。
こっちに傾き、あっちに傾き。

政治のことはあまり述べたくありませんが、辞任表明したこの国の総理大臣には、もしかしてやじろべえの片側がなかったのかもしれません。

+/-の達観したサウンドに揺られながら、今日の一日を振り返っています。


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コメント 2

彼らの事をブログの記事で知って、試聴機で最初に音を聴いた時、衝撃を受けました。CDを買って、ひたすら聴きました。

昨日は、私にとっての「やじろべえの片側」(今までそういう風に考えた事はなかったですが)の中の一人に、久しぶりに会いました。そういった友人達というのは、距離のために普段はメールばかりですが。ほんと貴重な存在ですね。
by (2007-09-17 02:09) 

ezsin

今でもヘビーローテの作品です。どんなきっかけで書こうかずっと温存していました。
プラスマイナス→法則→やじろべえ
何だか単純で申し訳ないところですが・・

やじろべえはメールでもバランスしますが、やっぱり会うのが一番ですよね。公園のシーソーに乗ってる感じ。
by ezsin (2007-09-17 10:45) 

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