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Athlete - Beyond The Neighbourhood [Artist A-C]

「ハリケーン、今度は何をもたらしてくれる?(Hurricane)」
と歌いだされるロンドン出身Athleteの3作目。

いいことも、悪いことも。
ロックは期待感の音楽です。

何かが起こる。
それを待ち構え、耐えるために大きな音を出し、必死に叫ぶ。
期待が大きいから、感受性が高すぎるから、バンドを作る。
バンドにしがみつく。

普通の神経しか持ち合わせていなければ、ロックはいらない。
明日が予測でき、未来に満足していれば、バンドはいらない。
現状を受け入れ、もはやこれまでと思ったときに、音楽はいらなくなるのかもしれません。

僕たちはまだ変われる。
明日は予定されている明日ではない。
ハリケーンは僕の命を奪ってしまうかもしれない。
でも嵐の中に立ち続けることで、違う自分に生まれ変われるかもしれない。

Athleteの音楽に漂う感傷。
強引に信じるだけが能ではない。
命と引き換えの賭けであり、実現することがないかもしれない。いや、むしろ実現しないことが既にわかっている。明日は予定通りの明日であり、未来は今までどおり、下降線をたどっていく。

期待感とは実現しなくても持ち続けるものです。
実現の可否とは関係ない。
どのベクトルを持って生きていくか。
どんな心構えを持って朝を迎えるか。
つまるところ、それだけです。

それだけのために存在しているのが音楽です。
それだけのために音を鳴らしているロックバンドに、だからこそ僕たちはこれほど入れ込んでしまうのです。だって、他に賭けることって他にある?

夢は実現しないからこそ夢なのです。
そんなことはとうの昔にわかってしまった。
それでもぐじぐじとロックを聞き続けることで生きてきた。
明日も聞くと思う、心臓が動いている限りは。

期待感だけで走っているAthleteに、文句を言う気がしません。


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