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Soulsavers - It's Not How Far You Fall It's The Way You Land [Artist S-U]

漆黒のグルーヴ。
地鳴りのような重低音が体の芯を揺さぶる。
決してうるさくも、決して過激でもないのに、あなたの頭蓋骨は鋼鉄の塊に射抜かれる。

Soulsaversは、Massive Attackが絶望の真っ只中に産み落としたMezzanineを、ずるずると引継ぎ、とんでもなく重苦しく、またとんでもなく美しい場所へと私たちを連れてきてしまった。この音に浸っていると、心臓がいったん停止し、次の進路をどうするか霊魂が物思いにふけっているのではないかと錯覚してしまう。それほどこの現実で鳴っているとは思えない。

ゴスペル、ゴシック、トリップホップ、ブルース、ファンク、インダストリアル、ノイズ、フォーク。挙げていくのが意味がなくなるほど、ここにブレンドされている音は、どろどろに溶けてしまって、ゆったりと静かにマグマのように流れていく。Mark Laneganの低い声は、ゴンドラのごとくゆらゆらとマグマの川の上を漂っている。

希望を感じさせる音楽ではありません。
かといって死を感じさせるわけでもない。
Through My Sailsの真っ暗な雲の下で、混声コーラスはまぶしい光を放っている。
明と暗の対照だけがくっきりと音像の中から浮かび上がってくる。
肉体と感情は、点と線、質量とエネルギーに還元され、オブジェとしてあちこちに点在している。感覚で捉えることを回避することで、Soulsaversの音楽は絶望の袋小路から自由でいるのです。

すべては溶けていく。肉体も魂も。そして私たちが抱える重荷のすべても、そこに消えていく。


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