So-net無料ブログ作成
検索選択

Mathias Grassow, Rudiger Gleisberg, Amir Baghiri - Arcanum [Artist G-I]

次々に新しいスポットが生まれる東京。
半分仕事、半分興味で訪れるのですが、どうしてもそこで流れている音楽/アンビエント・サウンドに意識がいってしまいます。

東京モーターショー
日系メーカーのブースはどこもタテ乗りのトランス系サウンドで盛り上げようとする趣向。いいんだけど、どこか単調で飽きてしまう。MiniはDJがブースを構えるクラブスタイルでしたが、やはりタテ乗り。もっとヨコ乗りがあってもいいんじゃないのかな。車に横揺れは悪酔いするのかな?

ITOCiA
有楽町の新施設。あまりに混んでいて、音楽どころではない。おまけに、やたらと込み入った迷路のようなつくりで、目的地にすら着けない。

大丸東京
門構えの割には普通のデパート。流れる音楽も、店ごとの有線系。ところがトイレがよかった。木目でやたら仕切りが多い独特のつくりの中を、Eno風のアンビエントがポロン、ポロンと流れていた。竹や石などの自然音が混じって、思わず「もっと聞いていたい!」と思わせるサウンド。トイレに長居されても、お店としては困るのでしょうが(待っている人も困りますよね!)、埋め込み型のJBLスピーカーに音響空間としてのこだわりを感じた。トイレで音楽を鑑賞させるとは、これぞ斬新先進のスポットのあり方かも、なんて皮肉混じりに思ってしまいました。

Arcanumは、そんな思いがけない異空間に流したくなるサウンド(別にトイレというわけではありません!)。最近のアンビエントが、かなり凝った構造をとり、ざわめきの質感まで再現しようとしているのに対し、本作はもっとシンプルに、記号としての音を並べていくスタイル。

一つ一つの音は独立して鳴らされ、放たれた空間の中で居場所を見つけるように仕組まれている。相互作用は、作品の中ではなく、作品が置かれた空間との間で起きるようになっているのです。

思えばこれだけ音が氾濫している中、一つ一つの場所に対してのこだわりは薄れているのかもしれません。かなりの人がイヤホンをして自分の空間音を持って歩く時代に、そこまでこだわる必要はないのかもしれません。

でもだからこそ、茶室造りのトイレが新鮮だった。
思わずiPodを止めたくなる五感で感じる空間作り。
新名所が、どこも似たり寄ったりになる中で、もっとこだわっていい部分ではないでしょうか。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。