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Public Enemy - How You Sell Soul To A Soulless People Who Sold Their Soul??? [Artist P-R]

音楽とメッセージの両方において本当にラジカルなのは、後にも先にもPublic Enemy以外にはいないのではないでしょうか。2007年現在もアクティブな彼らを過去形で語るわけにはいきませんが、既に世紀の大仕事を成し遂げた感があります。

アフロアメリカンが社会的に抱える矛盾を根源とはしますが、ただ問題提起をするのでも、不平不満をぶちまけるのでもはなく、解決の糸口に向けた建設的な動機に基づいて活動している。破壊的で挑発的な装いにガツンとやられながらも、その背後に巧妙かつ理知的な精神を垣間見るのは筆者だけでしょうか。

本作においても、チンピラ同然のギャングスタ・ラッパーをこき下ろし、セックスと暴力の氾濫を面と向かって糾弾していますが、こんなことを堂々とやってのけることができるのは彼らしかいません。

それにもまして感心させられるのは、音楽的な面白さです。
さすがに革新的な展開は見られず、また2007年的な「旬」の音はここには見当たりませんが、パワーと洒落っ気とアイデアを、物騒なメッセージとミックスしておいしい音楽団子に仕立てる力量はまったく衰えを見せていません。

一貫して社会の歪の中に自らの存在とテーマを位置づけて活動を続ける彼らに対しては、畏敬の念すら覚えます。ちょっとしたことで文句をたれ、弾き飛ばされる問題の中心からいつしか離れ、無難な場所に落ち着こうとする自分。本作を聞きながら、もう一度立ち向かって見ようと思ったりするのでした。


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