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Enduser - Form Without Function [Artist D-F]

重石のように乗っかってくるドラムンベース。
重量感は手ごたえでもあり、確かな存在感でもある。
音が鳴っている。
鳴っていることを永遠に刻み込もうとするかのように、迫ってくる。

皮肉にも、ドラムンベースというスタイルは消え去ろうとしている。ビートの進化系譜の中でその役割を果たし終えたか、徐々に耳にする機会が減り、取り上げるアーティストも少なくなってきている。

運命といえばそれまでだし、次代に新しい形(例えばブレイクコア)として引き継がれていると考えることもできる。

しかし、Enduserの音は「忘れられまい」として残り続けようとする。消え去る運命を自覚しているからこそ、この瞬間を鮮烈にする意識も強い。「重さ」にこだわるのも、一番存在の余韻が持続すると考えているからではないか。

思えばわたしたちは一人ひとり、生まれては消えていく。
ドラムンベースのように激しく命を鼓動し、あっけなく死んでいく。
残せるものは大きくない。
もしかして、存在したことの余韻だけかもしれない。
余韻が伝搬し、次の波に移り変わっていく。
はかないのか、尊いのか。
Enduserの音が大きければ大きいほど、その問題は増幅されてわたしたちに迫ってきます。


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