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Rod Stewart - Unplugged And Seated [Artist S-U]

Rod Stewartはろくでもないおっさんです。
きれいなお姉さん好きで、
サッカーオタクで、鉄道オタクで
ときどき人の曲をぱくって、臆面もなく豪快に歌う。

選曲のセンスがいいのか悪いのわからない。
Bob DylanやVan Morrisonなど同世代への理解。
Tom Waits、Curtis Mayfieldなど一匹狼へのシンパシー。
かと思えば、
OasisやPrimal Screamなど若い方向に無理をしすぎたり、
Cole PorterやGershwinまでやってしまう。

あんまりかっこよくない。
ミスったり、当たったり、踏んだりけったり。
今や博物館的価値しかない、往年のロックスター像。

でもそれがRod Stewartであって、
こんなひとは、他にどこを探しても見つからない。

本作は93年、MTV時代についていこうと、やはりしゃしゃり出ていく、アンプラグドのライブ。当時は人気も落ち目で(そういうことが周期的に起きる人です)、心なしか元気がない。そんなレイドバックな状態がちょうどよい、すばらしいライブ。

声と個性だけで世渡りをしていこうとするRodの姿は、どれだけかっこ悪くても、何かを響かせる。感動とか知性とかではないかもしれないけれども、七転八倒しながらもイキがる姿は、永遠のガキ大将。普通は忘れてしまう、普通は卒業してしまう、素朴で原始的な衝動。何が人生を面白くするのか、大人にはわからなくなってしまった答えを、Rodはしっかり持っている。わたしたちは彼の音楽に、昔捨ててしまった答えの蜃気楼を見ているのかもしれません。

Ron Wood、Jeff Beck、そしてRodは、顔も似ている腐れ縁三人衆。
ここでもRonが参加し、久々Jeffと競演したPeople Get Readyを演っている。
「ほんとうにどうしようもねえよな、おまえ」
お互い会うたびに交わしているに違いない挨拶言葉。
この世にどうしようもねえほどすばらしいことがないことを、彼らはよく知っている。


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鯉三

わたしもこのライブはいいなと思ってます。
今でも繰り返し聴いています。
ロッドは何をやってもあまり決まらないけど、歌心はもっている人なのでつい許してしまいます。

今年もたくさんの音楽を紹介していただき、ありがとうございました。
by 鯉三 (2007-12-31 18:16) 

ezsin

許せてしまいますね。聞き手も、脇が甘い?!です。
こちらこそいつも訪問&コメントありがとうございます。
来年も宜しくお願いします!
by ezsin (2007-12-31 22:48) 

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