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Black Mountain - In The Future [Artist A-C]

ヘビーリフに、じっくり時間をかけた曲展開。
70年代のハードロック、プログレの様式をベースに、Queen的な劇場効果を加えた、「イリュージョン」系のロック・ショー。この音に向かうのはLed Zeppelin禁断症状の影響か。

例の再結成ライブとの接触を極力避けています。
なんというか、向かい合う心の準備ができていないのです。
2007年末に、60才のJimmy Pageが奏でる、John BohnamのいないLed Zeppelinに、何を期待し、何を聞き、どう感じればいいのか、答えが見つからないからです。自分にとっての「必然」が見つからない。こんなくそまじめで窮屈な考え方は、単なる笑い種かもしれませんが、筆者にとってのLed Zeppelinとは、そのように扱うべき神聖なものなのです。

Black Mountainを聞くときに、無条件に比較してしまうところがある。リフが軽かったり、Robert Plant張りの声の伸びがなかったり、チープな電子音が軽々しく入っていたり。

しかし、その一方で、なんて自由で楽なのだろうとも思ってしまう。ハードロックのメートル原器としてのLed Zeppelinに対して、相対的な立ち位置を決めてしまえば、そこで自分の音をのびのびと鳴らせてしまう。「違い」はそのまま「個性」となって、縄張りを張れる。特に変化するご時勢の中においては、つど都合のよい位置にキャンプを張っていけばいい。

Black Mountainはうまい。
実に2008年的なハードロックのポジショニングを取っている。
ハードとソフトなリフの使い分けは、中庸的な音のトレンドをしっかり抑えているし、アメリカントラッド寄りのメロディは、原点回帰の時代雰囲気を後押しする。しかも、狙っているような作為性を感じさせず、伸びやかなロック・スピリットを体現している、実に人のよさそうなバンドカラー。

これが2008年の「必然」なのです。
必然が感じられる音は、時代の音であり、正しいのです。

2008年になっても、まだLed Zeppelinが語れない。
悶々としている間は、Black Mountainを聞きながら一生懸命考えるのでした。


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